電気の固定買取制度は価格下落が続いている

太陽光発電システムを導入すれば、太陽光発電パネルで発電した電気のうち自宅で使わない電気を電力会社へ売れます。しかし、電気の固定買取制度は導入から10年間は固定買取価格で買取してもらえるものの、買取価格は毎年2円から3円程度下がり続けている状況です。このため、既に電力会社から購入する電気の単価よりも電力会社へ電気を売る価格が下回っており、なるべく電力会社から購入する電気を少なくすることが電気代の節約に繋がります。

太陽光発電を導入する理由は自家消費が中心になる

太陽光発電パネルの価格が大量生産により下がったことで、太陽光発電システムの導入コストが大幅に削減されました。電力会社への売電価格が安くなっていることから、太陽光発電パネルで作った電気を自宅で消費するために太陽光発電システムを導入する家庭が増えています。このため、家庭向け太陽光発電は電力会社への売電目的から、家庭内での自家消費による光熱費を抑える方向へと導入理由が切り替わったと考えて良いでしょう。

家庭用蓄電池を導入して購入電力量を最小限に抑える

電力会社から電気を購入する量を減らすためには、太陽光発電パネルで作った電気を家庭用蓄電池へ貯めておく方法が有効です。電気はリアルタイムに生産した分を送電線網へ流して売電するか蓄電設備へ流して貯めておくしかありません。そして、昼間発電した電気を家庭用蓄電池へ貯めておき、日没後に電力会社から電気を購入せずに家庭用蓄電池へ貯めておいた電気を先に使えば、電力会社からの電気購入量を最小限に抑えられます。家庭用蓄電池の量産化が進み価格が下がってきているので、太陽光発電システムの容量に合わせて必要な家庭用蓄電池を選んで導入してみると良いでしょう。

太陽光発電の価格はこれからの将来に再び上昇する事が期待できます。エコなエネルギーが求められている現代には欠かせない発電だからです。